こんにちは、webライター応援委員長です!
こちらでは現役webライターや、これからwebライターになりたい、という方に向けて、
定期的にお役に立てそうな記事を発信していきます。
カフェに行った時、パソコンで仕事をしている人を見かけて「かっこいいな」なんて思ったことはありませんか?
確かに、カフェで仕事をすることは、自由な働き方を象徴しています。
オフィスや自宅に縛られず、好きな場所で働くことができるため、自由度が高いと感じられます。
そんな働き方に憧れて、フリーランスや起業を目指している方も多いのではないでしょうか。
特にwebライターやデザイナー、プログラマーであればそのような働き方は十分に可能です。
実際、委員長も毎日ではありませんが、客先とのアポや打ち合わせの合間にカフェでパソコン作業をしています。
確かに、これまで「自由でいいね」と何回も言われてきました。
しかし、フリーランスや起業というのは、
自由である一方、不安定でリスクも高く、長時間労働に陥りやすい働き方であるということも、事前に理解しておく必要があります。
決して楽に稼げる仕事ではないのです。
今回は、その中でも
「web系フリーランスが長時間労働になる3つの理由」について解説します。
この記事を読むことで、フリーランスのリアルな実態を知ることができます。
フリーランスの「上部の良い部分」だけではなく、実態を知ることで今後の働き方の参考にしていただければ幸いです。
タイトな納期と「”営業時間”なんてないよね」という共通認識
web系フリーランスは、自由なスケジュールの中で仕事をこなすことができますが、その反面、締切に追われることが頻繁にあります。
締切が迫る中で、より効率的に仕事を進めようとするために、自然と長時間労働になりがちです。
また、フリーランスであるためにクライアントからの急な依頼や変更が入ることもあり、予定外の仕事が発生しやすい状況です。
どうしても「仕事をいただいている」という立場からクライアントからの無理な要求に「NO」と言えずに泣く泣く応じているというケースも多くあります。
また、web界隈はリモートで対応可能なため、全国にライバルが多数存在します。
そうなると、より安く・速く仕上げてくれる人が選ばれやすくなり、必然的に「短い納期」で仕事をすることが求められるようになるのです。
また、フリーランスは「自由」ゆえに、会社員やパート勤務のような“営業時間”なんてない、という共通認識が存在しています。
(それが正しい・間違ってるは別として)
そのため、金曜の17時を過ぎても、問い合わせや依頼は容赦なく来ます。
理解のあるクライアントであれば「週明けで大丈夫ですよ」と気を利かせて言ってくれますが、普通はそこまで親切ではありません。
ここで、「土日や夜間も対応するかしないか」を自分で決める必要があります。
これはどちらが「正解」というものではありません。
けれども「対応しない」と決めたのなら、自分から対応時間を予め伝えておいたり、交渉する必要があります。
それによりもしも仕事がもらえなくなっても、決して文句を言えないのがフリーランスの世界です。
自分の働き方を明確にして、その方針を守るためにも普段から余裕を持った仕事の循環を作りましょう。
自分で仕事を取れるようになるとそれが徐々に可能になります。
けれども「自分のやり方」だけを相手に押し付けてもうまく行きません。
バランスが大事です。
どうしても折り合いがつかない場合は、「ご縁がなかった」と割り切ることも大切です。
同時進行の仕事を複数抱えることが常態化している
フリーランスは、収入を安定させるために複数のプロジェクトを同時に抱えることが一般的です。
しかし、それぞれのプロジェクトの進行状況や締切を管理することが難しく、うまくスケジュールを調整できないことが長時間労働につながります。
また、将来不安で、仕事をたくさん入れ過ぎてしまうのもフリーランスによくある傾向です。
実際やってみると予想以上に時間がかかるというのは仕事でよくあることです。
また、人間はどうしても同時に複数のことを行うと集中力や作業効率が低下します。
けれども今後の信用のためにも納期は絶対に守らなくてはいけません。
すると、深夜や早朝作業する必要性が出てきて結果的に長時間労働になってしまうのです。
スケジュール管理は簡単なように見えてなかなか難しいもので、一朝一夕で身に付くものではありません。
時間をかけて習得していきましょう。
仕事をたくさん入れ過ぎて精神を病んでしまった方も大勢いらっしゃいます。
そうならないように、稼ぎたい金額と費やせる時間について現実的なバランスを常に考えて仕事を請けていきましょう。
自己管理と行動計画立ての難しさ
web系フリーランスは、自分自身で仕事の進行やスケジュール管理を行わなければなりません。
しかし、自己管理が苦手な人にとって、フリーランスの働き方は難易度が非常に高くなります。
適切な作業時間や休憩時間を計画的に確保することができないと、仕事における全ての対応が後手に回り、締切に振り回され続けるという負のループに陥りやすくなります。
つまり、自己管理や行動計画立てがうまくできないと長時間労働になってしまうのです。
フリーランスになるのであれば、自己管理能力や計画的に物事を進めていく能力は必須条件となります。
自己管理能力や計画的に物事を進めていく能力は、コツや時間術といった知識よりも、心構えが重要です。
何のためにこの働き方を選んだのか、自分の中で軸となるものをまずは形成する。
その後に時間術などの知識やコツを取り入れ、それらを根気良く習慣化させていきましょう。
最後に
web系フリーランスは、自由な働き方を享受できる一方で、長時間労働に陥るリスクも高まります。
締切への対応、複数プロジェクトの管理、自己管理の難しさなど、さまざまな要因が重なり合って長時間労働が生じるのです。
しかし、実績を積み上げ、安定した受注ルートを築いたり、高単価の仕事を獲得する営業力を磨くことや自己管理能力を向上させることで、長時間労働を回避し、より健康的な働き方を実現することが可能です。
そのためには、ある程度の結果が出るまでの間、
自分の能力や時間を集中してビジネスに投下するという投資の期間を避けて通ることはできません。
自由を手にするのであれば、最初は長時間労働は避けられないということです。
今回はweb系フリーランスのハードな実態について書かせていただきました。
ここまで読むと、「web系フリーランスは大変なだけ」という印象を持たれがちですが、この長時間労働を「働かされている時間」と捉えるか「夢中になった時間」と捉えるかで、web系フリーランスの見方はだいぶ変わってくるのではないかと思っています。
私自身も子どもを寝かしつけした後、深夜まで作業をするなどの長時間労働を重ねてきましたが、「嫌だ」と思ったり、やらされている感は一切なく夢中で作業して気がついたら深夜2時だったということがよくありました。
冒頭にも書きましたが、
フリーランスの「上部の良い部分」だけではなく、実態を知ることで今後の働き方の参考にしていただきたいという思いで今回記事を書かせていただきました。
仕事選びの時は、ぜひメリット・デメリットをしっかりと理解した上で決めるようにしましょう。
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