こんにちは、webライター応援委員長です!
こちらでは現役webライターや、これからwebライターになりたい、という方に向けて、
定期的にお役に立てそうな記事を発信していきます。
前回の記事では、「webライターに向いているタイプ3ポイント」について解説しました。
ここでも少し適性について書きましたが、
どんな仕事をする上でも適性というのは非常に大切な要素です。
人間なので適性に合う合わないはどうしてもあります。
適性はどうしても無視できない要素なのです。
働き方の選択肢が広がった今、仕事選びで迷い悩んでいる人が急増しています。
よく議論になるテーマとして、
「好きなことを仕事にするのが良いのか、自分に向いている仕事を選んだ方が良いのか」
というものがありますね。
webライター応援委員長としては、
「適性」に合うものの中から、「好き」を見つけていく・「好き」になっていく
というのが一番良い流れだと考えています。
なぜ「適性」が職業選びでそこまで重要なのか、を前半で解説し、
後半では、「適性」からスタートし「好き」に繋げる流れと、そもそも「好き」とは何なのかについて説明していきます。
この記事を読めば、自分の「適性」で仕事選びをする重要性を知り、実際の仕事選びに活かすことができるようになるでしょう。
今回もなかなかのボリュームですが、仕事選びにお悩みの方に少しでもお役に立てれば幸いです。
適性を無視した仕事選びの先に待ち受けるのは…
適性に合わない職場に迷い込んだ結果
まず、なぜ適性がそんなに大切なのかをお伝えしましょう。
適性に合わない仕事に就くと、
・結果を出せずに、どんどん自信が失われていく
・自分の強みを発揮できる機会に恵まれず、最悪の場合は周囲から「無能」扱いされる
・仕事が全く楽しくなく、ただお金をもらう為の時間の切り売りになり成長できなくなる
という、人生が超ハードモードになる危険性があるからです。
私個人の話をすると、
私は一つのことにとことん集中してクリエイティブな仕事に夢中になることができたので、
webライティングなどの制作系に自分の適性がマッチしました。
けれども、飲食店などで、一度に複数のお客さん相手の接客や、
数秒で優先順位を組み立てて動くということが死ぬほど苦手な人間でした。
一度に複数人から声をかけられ、
しかもそれを短時間で処理しないといけない
というシチュエーションになると私の脳はパニック状態になります。
そのため、学生時代にアルバイトをした飲食店ではいつもパニックになってヘマばかりでした。
店長からは「無能」呼ばわりされ、バイト仲間からは笑われ、呆れられ散々でした。
悔しくて休憩中に泣いていることもよくありました。
そんな私でしたが自分の性質がwebの世界にマッチして、
楽しく仕事ができるようになり、それなりの結果を出すことができました!
無能なのではなく、ただ合わないだけ
人はそれぞれ持ち合わせた能力が違いますし、得意不得意も違います。
もしも今、
・自分の仕事がうまくいかない
・職場で上司や仕事仲間から「無能だ」と馬鹿にされる
ということであれば、
そもそも自分の適性とは正反対の仕事をしてしまっているかもしれません。
昔は、仕事選びでは「適性」を考慮するなんて考え方自体がありませんでした。
お給料や会社の規模、知名度、業界の人気度、安定性。
それらが仕事選びの基準となっていました。
けれど、時代は変わりました。
インターネットの普及で新しい仕事が次から次へと誕生し、選択肢が一気に増えたことで、
どの仕事を選べば良いのか、仕事選びで迷子になる人が増えてきたのです。
そこで重要になってくるのが、自分の適性に合った仕事選びをすることです。
なぜなら多くの人が仕事に人生の大半の時間を注ぐことになるからです。
自分に合った仕事を選ぶことは、人生の幸福度にダイレクトに繋がっていきます。
自分の適性を知るにはどうすれば良いか
webや書籍の適性検査も悪くないが、不十分である
適性を知るには、数多くあるタイプ診断などのツールを使うのが良いとされていますが、
それだけでは不十分です。
なぜなら、そのようなツールは一般的なものなので割と抽象的なものが多く、
一人ひとりのパーソナリティの深いところまでは考慮されていません。
例えば、
「接客業が向いている」という結果が出ても、
先ほど挙げたような短時間(1-2分)で複数のお客を同時に対応する接客もあれば、
受付やエステなどの1対1の接客もあります。
また、ホテルマンなどの、複数のお客様とやり取りする接客でも飲食店とは大きく異なるものもあります。
本当に知りたいのはそのような詳細部分のはずです。
けれどもそれは、結局は実体験を通してじゃないと分からない部分が殆どです。
もちろん、webや本を使った適性検査もかなり参考になるので、
自分の方向性を定めるのにぜひ活用していただきたいと思います。
こちらの「ストレングス・ファインダー」も自分の特性・適性を知る上で非常にオススメです。
これは具体的にこの職業が良いとピンポイントで教えてくれるものではありませんが、
自分自身の大切な指針となることでしょう。
※この本の購入者は一度だけwebテストで診断を受けることができます。その為、中古ではなく必ず新品で購入するようにしましょう。
職歴の棚卸しで、自分を分析する
けれども、より具体的に自分の適性を知るには過去の分析が必要です。
過去の職歴を書き出してみてください。
それぞれの仕事で、
客観的に自分はどうだったのかということと、
自分の働きに対する自分の評価を嘘偽りなく書いてみてください。
その上で自分が正直にどう感じていたかを書きましょう。
その際に大事なのは、
「退屈だった」「楽しかった」だけで終わるのではなく、
「○○の業務は楽しかったけれど、△△の業務は苦手で店長によく怒られていた」
と、業務一つひとつを細分化させます。
私は飲食店の仕事については、
「お客さんと話すことはとても楽しいけれど、忙しい時間になると自分はパニックになってしんどかったし、全く楽しめなかったので、「一度に複数の仕事を同時進行するタイプの接客業」は2度とやらない」と結論づけました。
先に「適性」で選ぶと、将来「好き」になる可能性が高くなる
「適性」に合う仕事で結果を出し続けると、その仕事が「好き」なる可能性が高まる
冒頭で「適性」に合うものの中から、「好き」を見つけていく・「好き」になっていく
というのが一番良い流れだとお伝えしました。
理由は、自分の適性で仕事選びをした方がうまくいく確率が高いからです。
適性に合わない仕事に就くと自分の能力を発揮できないばかりか、
そもそも合わないことをしているので、仕事そのものにストレスを抱えることになります。
反対に最初は「好き」ではない(というよりも、考えてみたことがなかった)仕事でも、
実際やってみると思った以上にハマり込み、
結果を出し続けることで、その仕事が「楽しい!」と心から思えるようになり、
後々、その仕事が「好きな仕事」に昇格することもよくある話です。
(もちろん適性があっても、嫌いな仕事をわざわざ選ぶ必要はありません。)
今の自分が「好き」だと思っているものだけが全てじゃないと思うと、
現時点でそこまで「好き」にこだわる必要もないのではないかと思います。
趣味の「好き」と仕事の「好き」が全く違うというのもよくある話なのです。
「好き」な仕事の中には、「好きじゃないこと」も多く含まれている
「それでも好きな仕事をしたい」という方に伝えたいことがあります。
インターネットの普及や生き方の多様化により、
「生活の為に働くよりも、安定を捨ててでも“好き”を仕事にしたい」という考え方が増えてきました。
実際に自分の「好き」を仕事にしている人も数多くいます。
けれども、現実は本当に自分の好きなことだけをやっている人というのは極々少数派です。
文章を書くのが好きなフリーランスのライターであっても、記事を書くという作業以外に、
・クライアントとの納期やスケジュールの調整
・経理作業、確定申告、その他事務作業
・単価UPのための交渉
・クライアント開拓の新規営業
・トラブルの対応、クレーム処理
など、ライティング業務に付随していろいろな仕事が発生します。
細かい事務作業は好きじゃない。
営業とか、人と話すのは好きじゃない。
そういう気持ちも分かりますが、
「好き」な仕事を突き詰めれば突き詰めるほどに、好きじゃない仕事がついてくるのです。
そうなる理由は
「仕事」とは基本的に1人ではなく、人との関わりの中で生まれていくものなので、
自分の「好きを突き詰める自由」を行使するほどに、自分の責任でやらなくてはいけないことが増えていくからです。
「好き」をある程度参考にしながらも、こだわりすぎず、
まずはご自身を分析して、適性をしっかり理解した上で仕事選びをしてください。
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