こちらは、webライター応援委員長です!
現役webライターや、これからwebライターになりたい、という方に向けて、
定期的にお役に立てそうな記事を発信していきます。
今回のテーマは、「リライト」です。
webライティングを始めたばかりの頃は、なかなか思うような文章は書けないものです。
どうすればwebライティングのスキルを上げて、良い文章が書けるようになるか
そう悩まれている方も少なくないことでしょう。
スキルアップには、
記事をとにかくたくさん書くということは間違いありませんが、
書くにしても最初は書き方そのものが分からないと、
なかなか最初の一歩を踏み出すことができません。
そこでおすすめしたいのがリライトです。
リライトとは、誰かが書いた原稿を書き直す、目的に合わせて書き換えるという意味です。
例文 → 記事を放送用にリライトする
他にも、古典文学を現代風に読みやすくするのもリライトの一つです。
※リライトとは、プログラミングの現場でも使われる言葉ですが、ここではあえてwebライター向けのみの意味だけ説明しています。
このリライトは集中して力を入れて数を積み重ねていくと、短期間でも文章力が上がるので、
効率良くスキルアップすることができます。
webライター初心者や、webライターになって日が浅くスキルに自信がない方には
是非とも取り入れていただきたいと思います。
今回はこのリライトについて、
すぐに実行できるようにするための3つのポイントをお伝えします。
なお、ここで紹介しているものは訓練としてのリライトなので、
SEO対策の一つであるリライトとは別物になります。
ポイント1・リライトの具体的なやり方
まず、リライトの具体的なやり方について説明します。
冒頭でも説明しましたが、
リライトとは、誰かが書いた原稿を書き直す、目的に合わせて書き換えるという意味です。
対象の文章を、別のターゲットに向けて書く
webライティングでは、必ず読み手(ターゲットを)明確にして文章が書かれています。
そのターゲットを全く別の属性に変えて文章を書き換えてみることです。
例えば、一般の主婦層向けに書かれた積み立てNISAを薦める記事を小学5年生向けに書くというような感じです。
ターゲットが変われば表現方法や、接続詞、語尾も大きく変わります。
載せる情報を絞り込むことも必要かもしれません。
これらを考えながら書くことで総合的なwebライティングスキルが鍛えられます。
文章量の多い記事(5,000字〜)を分解して、複数記事に分ける。
基本的に原文はそれぞれテーマが決まっています。
そこで、文章量の多い記事について、さらにテーマを細分化、複数記事に分けてリライトをします。
例えば、
記事のテーマが「SEO対策」で、特徴・メリット・デメリットが書かれているのであれば、
「SEO対策の特徴」
「中小企業のSEO対策のメリット・デメリット」
「SEO対策デメリットの対策」
などと細かく分けてみるのです。
これを行うことで、テーマごとに文章を分けるというスキルが上がり、
テーマがブレにくい簡潔な文章が書けるようになります。
現代人はどんどん長文が読めなくなってきているので、
分かりやすく簡潔な文章が書けることはwebライティングする上で重要になります。
原文を同じシチュエーションで自分なりの文章に書き換える
こちらは、特にターゲットを変えたり、記事を分けることをせずに
純粋に自分の文章としてリライトをするのです。
webライターも十人十色です。
同じテーマ・ターゲット・目的でも、書く人が違えば全く違う文章になります。
これは他者の視野を通して物事を見る経験ができるので同じくオススメです。
もちろん、過去の自分が書いた文章をレベルアップした現在の自分がリライトするというのも有効です。
(過去の自分から現在の自分はレベルアップをして「全く違う人物であること」が前提になります。)
ポイント2・できるだけ簡単な文章から始める
対象の文章(原文)を選ぶ時は出来るだけ簡単なものから始めるようにしましょう。
専門知識が必要なものや、あまり馴染みのない分野のものは避けるようにしてください。
例えば、
医療関係の知識がないのに筋萎縮性側策硬化症についての記事のリライトはできませんし、
法律の知識がないのに独占禁止法についての記事をリライトするのは困難です。
そのため、リライト対象の原文は専門知識を必要としない簡単なものを選ぶようにしましょう。
ポイント3・原文の目的や書き手の意図をしっかり理解した上で行う
リライトは、原文を隅々まで理解した上で行いましょう。
伝えたい内容はもちろんですが、
ターゲットや書き手の意図、使われている単語も意味不明なものはないように、誰に向けての記事なのかも理解するようにします。
リライトとは、新しく作り直す行為ですが、
理解していないものを作り直すことはできません。
原文をしっかり読み込んで、
内容・詳細を理解した上でリライト作業を行うようにしましょう。
補足。リライトが難しいという場合は、模写から始める
以上の3つのポイントを読んだ上で、
「リライトが難しそうだ」ということであれば、模写から始めてみてください。
子供の頃に、よく絵本を読んでもらったり、
小学生時代も教科書を音読したり、書写をしていたと思います。
最初「型」が分からない場合は、まさに正しい型をそのまま模倣(真似する)すること
が一番の練習になります。
このリライトは、
webライティングの訓練になるだけでなく、このリライトスキルが上がることで、案件の受注範囲が広がります。
リライトは手軽にできる訓練として、非常にオススメですので、
ぜひ挑戦してみてください。
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